第69話

歩き出そうと足を踏み出して止まる。

「どーした?」

「……固い…」

キセキはしゃがみ地面に触れた。

「溶岩?」

「或いは土石流、でしょうか」

アリウスも片膝をついていた。


「火山も近くにないのに…不思議ですね」

「…魔王、の力に充てられた?」

サナトレに頷く。

「かもしれません」


キセキは立ち上がり、今一度建物を見据えて深呼吸した。

三人を見ると、キセキの合図を待っているように神妙な面持ちで頷いた。


「……行こう」

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