第10話

倒れているキセキに近付き、恐る恐るまずヨドミをアリウスは覗き込んだ。


動かないなら、このままにしておこう…

けれど、実体がここにあるなら離した方がいい


ヨドミの視線を追うと、キセキへと下りていた。


魔法で意識に入り込んでるとすれば…

今は動かせない

下手に動かして感づかれても困る


アリウスはヨドミと反対側へ膝を付き、キセキの額に手を当てた。


風魔法の応用でどこまでできるかな…


「キセキさん、聞こえますか?」

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