第157話
「どうした?」
聞こえてくる声も、耳に膜がかかっている感じで軽い目眩を起こした。
「…なんでもない。サナトレは大丈夫か?」
「おー。アリーの調合した薬で大分いいみたいだ。アリーすげぇよ」
公園で練習して交友を積んだためか、アスラットはすっかり馴染んでいた。
「調子悪いなら、アリーに言えば?」
「なんともない」
「そーいやあ、サナトレ、魔法ガンガン使っても、平気みたいだな?我慢してんのかな?」
理解と反応のスピードがずれたので、「強がりなところあるからな」話を合わせた。
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