第158話

「キセキ……俺は、キセキが何者でも…」

アスラットは俯く。

「…え?」

「腹減った!アリー、メシ~」


問い返そうにも、思考と行動がついていかない。


……微熱が続いているような感覚だ…


ひどくぼんやりした中で、ぽつりと思った。


スルムとサナトレは、ここも空気が澄んでて壮快などと話していた。


アンブレーの空気は合ったのに、ここのは合わない…

属性か?

単に狭いからか?


キセキは壁に触れてみた。ひんやりとしているが、益々不快感が込み上げた。

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