第151話

どんっ、カリアが吹き飛んだ。

同時に魔王は霧散していた。


影?


両足で着地したカリアはクレイモアを支えに立っていた。

「カリア!」

駆け寄ると「魔王は?」訊かれたので「消えた」と答えた。

そうかとカリアは膝をついた。


「人を呼んでくるか?」

「…大丈夫だ」

漠然とした不安が沸き上がり、「兄さんの事を聞かせろ」急いた。

「満身創痍の俺には、手酷い罰ゲームのように思える」

くっと笑う声がしたが、顔が隠れていて見えない。

「言え!」

「まあ待て…朝はまだ来ないか?」

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