クレイモアを背に

第150話

「…使えたのか…それで、確認してきたわけだ…」

カリアは俯いて失笑した。


ひゅうと風が渦を巻いた。

オリシアはカリアに突き飛ばされ、剣を奪われていた。

不意を突かれたオリシアは尻餅をついた。


カリアが剣を振るう。

先には紅い眼球の男。

男の巨大な斧とクレイモアがぶつかり合う鈍い音、飛び散る火花。

カリアの腕からも血が吹き出た。

相当の痛さのはずだが、カリアは剣を離さなかった。


オリシアは男を魔王だと思った。祖母から聞いた風貌によく似ていた。

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