第139話
「もう少し」
「…疲れてるだろ。また明日やろう。俺たちも付き合うから」
キセキの静かな声音に、サナトレは立ち上がった。
「…うん……アリウスさん、ありがとうございました」
ぺこりと礼をして、向けられた背は、酷く落ち込んでいるように見えた。
「お役に立てて何よりです」
「俺たち幼なじみなんだ」
アスラットの笑顔。
あれは、シーブーメラン上での事だと思い返す。
…だから、キセキさんは見通せたんだ
少しだけ、淋しくなったので、四人から距離を置いてゆっくり歩いた。
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