第131話

「そうですねぇ…」

アリウスは空を見上げ目を細めた。

「それで……お願いします!アリウスさん。私にコツを教えてください!!」

サナトレは深く頭を下げた。一世一代の告白のような顔をして。


アリウスは一瞬呆けた。

「僕…ですか?」

ふうわりと風が通り抜け、本のページを一枚捲った。

「オリシアさんが、何か物を頼むならアリウスさんにしろって…年上だから」

アリウスは眼鏡を外しケースに閉まった。


「僕かぁ…」

それから、顔を本に埋めて頭を掻きむしった。


ああ、果てしなく面倒だ…

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