届けられた花、見透かしている眼

第121話

「勝ったね」

オリシアはテーブルの上にあるアリウスの1ベルン紙幣を取った。

「運は後のために取っておくタイプですので」

「そうかい」

オリシアはカクテルを飲んだ。


オリシアはアリウスに同じ風を感じていた。

笑っているけれど、人を心から信用しない、隔たりがある感じ。

「アリウス、坊っちゃんだろう?」

「なぜですか?」

「雰囲気。育ちがいいように感じる」


アリウスは微笑み「ほんのちょっとだけですよ」目を逸らした。

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