第103話
アスラットは一度空を仰いだ。
戦い前のげん担ぎのようなものだ。
マストの横の網を猿のように昇るスルムを発見した。
スルムは網と木に足を掛けると、マントから短い矢を四本指に挟んで出すと、クロスボウに装着し、放った。
絶妙なバランスで身体を支えながら、次々に援護射撃をしていく。
移動するとき、アリウスの背後に迫る敵を発見した。
ロープを掴み、空中を移動しながら、腰のナイフを投げた。
その頃にはアスラットも何人か負傷させていた。
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