第100話

スッとマーロックが笑みを浮かべながら無言で指を差す。

「うわぁ…!」

水平線が空と海をはっきり二分していた。

「こんなにはっきり見れることは稀だぜ。運がいいな」

サナトレとオリシアの頭を、マーロックが撫でた。


パーティーの中で一番年上のオリシアもマーロックには子供同然だった。


「ん?」

真っ先にマーロックが異変に気付いた。

「他の船だね」

「待ち伏せてる」

呟いたオリシアに、言うが早くパッとマーロックは駆け出した。


「面舵一杯!ヤロー共ォ12時方向の海賊船と一戦だ!」

オオウ!!素早く船員たちは自分たちの持ち場に着いた。

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