第99話
「どうしました?」
「いや、冗談…だったんだけど…」
「そうでしたか」
アリウスは苦笑し、「本業は薬師なんです」と言った。
「投てきするのか?」
「これは――」
一方、サナトレはオリシアに背中を擦られていた。
「平気かい?」
「なんとか…風に当たって回復してきました」
何度かえづいたが、嘔吐までは至らなかった。
「みんな、よく平気だなぁ」
「本当は酔ってるけど、強がってるだけかもしれないよ?」
にっと笑い掛けると、サナトレはふふっと笑った。
「お嬢さん方」
振り返るとマーロックがいた。
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