第98話
最初のうちは、スルムに案内され、全員で船を歩き回った。
一通り回ると、もう少し歩こうとするアスラットと早々に切り上げるアリウス、船酔いしたサナトレに分かれた。
オリシアはサナトレに付き添い甲板に出ていった。
アリウスは船の最後尾で長細い針を弄り始めた。
「何やってるんだ?」
目の前にキセキが座った。
お互い胡座だ。
「細工をしているんです」
アスラットはスルムにせがんで二周目突入。スルムも満更でもない様子だ。
「細工?毒でも塗ってるのか?」
「ええ」
「え?」
さらっと返されキセキはぽかんとした。
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