第96話
「今はこれが精々だろ」
キセキがうっすら雲の張った空を見上げて言う。
太陽の輪郭が丸く見えた。
魔王が現れてから、太陽が顔を出すことは無くなった。
夏も快晴はない。冬は地面に付くのではないかというくらい灰色の雲が重く垂れ下がっている日々が日常的だ。
スルムに案内された船は、想像していたものより、小綺麗だった。
「月に一度、大修理をするんだ。キャーップ!!」
船見上げ声を張り上げると人間が一人飛び下りてきた。
「今回の勇者だって?俺ァマーロックだ。キャプテンロックと呼んでくれ。よろしくな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。