@空と海の境界線

第95話

その翌朝、約束の時間にはナイトフォッグの前に五人は揃っていた。


先に着ていたアリウスはアスラットとサナトレに「おはよ!」声を掛けられると、本から顔を上げてふうわり笑み「おはようございます」と返した。


夜と違い、朝の酒場は静寂に包まれていた。

霧も無く、空は『晴れ』ていた。


9時を少し過ぎた頃、スルムがやってきた。

「イー天気だな。海も凪いでる。絶好の航海日和だぜ」

「これがいい天気か?」

アスラットがうんざりしたように言う。

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