第63話

「無茶はいけない」

肩を軽く突かれただけで尻餅をついた。


霞む視界で人が素手でモンスターを倒すのを見た。

骨を砕く音が嫌でも耳に入ってくる。


その人物が近付いてきた。

「大丈夫ですか?」

頭に手が置かれる。

「取り敢えず、軽く回復魔法かけますね」

途端に気分が落ち着き、視界がクリアになった。


地面にへたり込んだまま、見上げると青年と目が合い「どうですか?仲間なら効いてますよね?」にっこりされた。

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