第61話

身軽さを利用して、前後左右にサナトレは敵をかわして、ガンを撃つ。


バサッと翼の音と落ちてくる羽根に顔を上げると鳥型モンスターネムーがいた。

身を低くしつつ、太もものソフトナイフを抜き投げた。

翼に刺さり、ネムーは落下した。


それにトドメを刺したのはアスラットだった。

「やるじゃん!」

サナトレはへへっと笑い、アスラットの後ろに迫る敵を撃ち倒した。


二人は背中合わせになった。

「だんだん片付いてきたけど、多くないか?」

「そうね…」

ふと付近を見回してみると、町のあちこちが崩れていた。


酷い…


サナトレたちは潰された村を通ってこなかった。

まだモンスターが彷徨いてるかも知れないと。


変だわ…

ロッシュでの群れも

この大群も

…襲ってくるにしても、こんな大規模な話、どこからも聞いたことない…

最近、変…


訳もなく胸がざわついた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る