第31話

近づいてきた女性からキセキを庇うように立ち、アスラットは睨んだ。


人間に化けている魔物かも知れない。


「待て。あたしは仲間だ」

「根拠は?」

女性は革グローブを外し手の甲を見せた。

「刻印…共鳴、か」

キセキの発言にアスラットは、一昨日、酒場なんかに行かなくてもわかると言われた意味がわかった。


共鳴でキセキにはわかったのだ。

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