第30話

女性は剣を振って血を払うと背中に戻した。

藍色の無造作に結んだ髪が微風に揺れる。

「勇気があるね。お前たち」

「一応、モンスターハンターですから」

「そうか…しかし、この状態では、幾らにもならんな」

女性は腰に手を当てて現状を見渡す。

モンスターのほとんどは原形を留めていない。


「町に寄せないこと優先なので」

「…あたしはオリシア。お前、名は?」

「サナトレです」

振り向きオリシアはにっこり笑って頷いた。

「しっかりしてるね。ちょっと待ってて」

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