第183話

「ただ、夜目が覚めて飲み物買いに行っただけたよ」







「うん」








「それでたまたま永久に会っただけ」











それだけだよ






そう口にしても裕はあたしをみてる








「ほんとになにも」









無かったとはいえなかった

それは嘘になるから



けどそれ以外はホントのこと





喉が渇いてたことはおいといて

永久と部屋に戻る途中で飲み物は買ったし








見つけるつもりでいたけどたまたまあったのも事実






それでも裕は視線をそらさない

そらさせてくれない







どちらも譲らない



少しして裕が目を逸らした時






「波流ちゃんは




こっちの世界に染まらなくてもいいんだよ」











ヘラヘラと笑った

けどその笑みには悲しさが含まれていて









「どうゆう」









「俺らと波流ちゃんは違うんだよ」

















一瞬で壁を作られた気がした

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