最終日(1)

第182話

3日目の朝







「波流ちゃん」






旅館をチェックアウトし

叶斗に最終日の予定を聞いてたところで


裕に名前を呼ばれる









振り向くと小さく手招きをして

いつものように笑ってる裕がいた






叶斗と秋に行ってくるってだけ声をかけて

そのまま裕の元に行った








裕近くには永久達はいなくて

多分昨日の男の子


海くんに会いに行ったんだと思う





隼人が病院に迷惑かけてないかな




永久の無言の圧かけてないかな




楓に頑張ってもらお




なんてちょっと考えてしまうのはなんでかな







けど、1番話がまとめれそうな裕がいるのは

昨日の怪我のせいで




あたしたちのおもりって・・・ことでいいんだよね




複雑な気持ちで隣に立つ



無言のままあたしのことじっと見てるから

少しだけ気まずい



裕にじっと見つめられることなんてあまりないから

何かしたっけななんて頭の中で思考をめぐらせる








「なにかあった?」







「え?」






あたしと裕の周りだけ静かな空気が流れる







別に裕はあたしが何かしたとか

じゃなくて普通に心配してる




だって、いつものように笑ってる








「それは、どうゆうこと、?」







でもあたしは心配されるようなことはしてない





はず





昨日起きたことはあまりあたしは掘り返したくない

みんなが自分自身を責めてしまうから






守れなかった






そう思って欲しくない







けど、裕が考えてる事はあたしとは違ったみたいで

少し遠い目をして言葉を続けた










「昨日の夜、永久と二人でいたよね」








「うん、知ってたんだ」









永久のどす黒いオーラがあったから起きちゃった


嘘だよ、冗談だよってくすくす笑ってる





でも、それが冗談に聞こえないのは

あながち間違ってないから

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