第181話
「なんで、お前は」
はぁと今度はさっきより深いため息
もう月は見ていない
額に手を当て何かを考えてたけど
踵を返して廊下に続く扉をくぐる
「帰るぞ」
その一言でまた永久についていった
人間聞かれたくないこと
言いたくないこと
沢山あると思う
だから永久が教えてくれないのはしょうがない
づかづかとその領域に入って欲しくないと思う
けど、勝手に動いてしまう
見ていられないんだよ
あたしの身近な人がいなくなるところなんて
だから少しでも永久の力に
みんなの力にだってなりたかったんだ
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