第18話

食堂についてそれぞれ食べたいものを選んで席に着く

思ったより食堂は広かった


でも、それよりも生徒の人数が多くて

床で食べてる人もいた




ホント自由だな

この学校








あたし達は何の心配もなく

元々開けられていた席に座った


あたしの横に叶斗、斜め前に秋が座っている





爆弾発言をした秋はハンバーグ定食の大盛と、

あきらかに一人で食べる量ではない

デザートを頼んでいた




・・・開いた口が塞がらないって

こういうことなんだなって初めて感じた





面白くてずっと見ていたあたしに気づいた秋に






「なんや、波流もほしいんかー

ほな、しゃーないなぁ、



唐揚げと交換で許したるわっ!」





食べたいから見ていた

そう勘違いしているのか、




あたしのから揚げをひょいと一つとって

代わりにプリンをお盆にのせられた




唖然としてるあたしを無視して


ここのプリンはほんとにうまいと、

あのかわいい顔で笑った

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