第17話

「この学校、波流しか女いねーよ」






教師も含めてなと呆れた顔で叶斗に言われる



まぁ、何となくわかってたけどね

クラスの人たちの反応

外であったやつの反応



女に飢えてるみたいな感じで嫌気がさした





まぁ、あたしなんかを相手に出来ないよ








そんな意味も含めて




そう




とだけ返した







「ショックだよな」






「え?」







あたし今どんな間抜けな顔をしてるんだろう

叶斗に髪を撫でられ大丈夫だと声をかけられた




うん、大丈夫だよ?





今度は少し前を歩いていた秋が振り向いて







「大丈夫だ!






クラスに俺も叶斗もおるしな!

なんてたって、叶斗は麒麟の幹部だからな!」





麒麟…幹部…







「あと俺は、麒麟の傘下の鬼龍の総長!!」




だから安心しろ!

なんてわざわざあたしの背中を叩いてくる




てか、そんなべらべら言っていいのか?

叶斗顔が曇ってるけど




それに、

こんなところで会うなんて思ってもいなかった








麒麟ね











「秋タイミング考えろよ

くそ…波流、食堂でちゃんと話すから」





秋をけ蹴って叶斗が言った

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