第10話
ガララ
あんなに騒がしかったクラスが一瞬で静かになった
しかも、みんなの視線が痛いんだけど
なんか変に緊張してきた
こういうのは第一印象が大事だよね
すっと息を吸って
「天海h…(ガタッ「波流!?」え?」
自己紹介をしたつもりが、誰かにさえぎられた
なんだよ…
少し呆れながら、遮られた方をむくと、
金に近い茶髪の男の子が
目を見開きながらあたしのことを見ていた
懐かしい顔をしてた
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