第8話

「はい、天海波流です」




「待ってたよ、俺は2年A組担任の佐山です。



よろしくね?」




佐山先生はそう言うとまた柔らかい笑顔で笑った









不良校なのにこんな爽やかな先生いるんだな

なんてひとり感心する




前の学校は、ガタイのいい人

あるいは、真逆のヒョロヒョロしかいなかったなぁ










そんな先生が不良の担任ってことは

すごい威厳があるのか?



なんて観察をしてみても分からなくて






「それじゃあ、合図したら入ってきて?」








笑顔のまま教室の中に消えてった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る