第11話

紫の髪の少年は喉を狙ってきたのでユウヘイはバック転した。

その足をまんまと掴まれた。


読まれ――


「でっ!」

世界が一回転して、肩から落ちた。

「!!」

鳩尾に蹴りを入れられ悶絶した。


「ま、こんなもんか」

「準備体操にもならねーな」

少年二人はショウヘイに目を向けた。


「三上さん逃げて」

「え?」

「走るんだ!」

コウヘイもユウヘイもほぼ同時に、瞬時にやられてしまった。

ショウヘイは少年たちを見据えたまま瑠利に叫ぶ。


三上さんだけでも…


「鬼ごっこ?」

「どうせ速攻捕まえるけどな」

少年たちは逃げても無理無理と笑った。

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