第44話
そこに数人の人間が姿を見せた。
女性も二人いて少し驚いた。
覗き込むスコープには人がロックされている
あとはトリガーを引くだけ…
できなかった。
わかっているのに
指が動かない。
脈拍も心なしか早い。
今、人を撃ったら
本当に 戻れない
そんなの、今更じゃないか!
覚悟しただろ!
窓の向こうでは銃撃戦になっていた。
『撃て!みさと!』
銃声の中からマサさんの声。
それに答えれない。
やりたいことを成し遂げるには
ここを越えなければいけない
冷静な自分が言う。
――!そうだ…
他人を撃てなくて、どうしてあの人を撃てる?
『みさと!』
僕は返事の代わりにトリガーを引いた。
練習用とは桁外れなリコイル(反動)で若干手に痺れが走った。
サイレンサーを付けていなかったため、轟音が響いた。
スコープの中、男の銃が手と共に吹っ飛んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。