第25話

「もしもしー亀島さんのお宅でしょうかー?」


 ――――っ!!

思わず叫びそうになり口を塞いだ。

「佐都実(さとみ)さんはいますかー?」と言っている先輩は口調はフレンドリーだったが顔が無表情だった。

暫らくして突然

「お前ら殺す!!絶対殺してやるからな!!」

と叫び携帯を床に叩きつけ踏み潰した。

先輩は肩で息をしていた。

「どいつもこいつもふざけやがって!」

「カナ、落ち着け」

「落ち着けるかよ!!」

先輩はまだ僕に銃を向けていたのでそれを掴んで下ろした。

「先輩」

静かに声を掛けると先輩がゆっくりとこちらを向いた。

「僕が、死んだことにでも、なってましたか?」

「……っんで笑ってんだよ!」


どうやら正解だったみたいで……


「あんまりじゃないか!!」

先輩は泣き崩れてしまった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る