第24話

その顔つきはよく知ってるものと違った。


先輩だけれど

  先輩じゃない。


僕は肩を竦めてわざと大きくため息を吐いて冷笑した。

「久しぶりですうぅ~」

手を挙げてるのが面倒になり、下げて腰に手を当てた。

「友人を助けたいと思うことはいけないことでしょうか~…?」


それよりいつぶりくらいだろう……

 銃を頭にあてられるのは――


なぜか冷静、というより冷たいくらいの感情で過去を思った。


「殺すなら、このまま頭でいいです~」


わざと、この口調で答えた。


「帰れ」

「イヤです」

「戻るなら今のうちだっつってんだ」

「戻る場所なんてありません」

僕たちの睨み合いと沈黙。


先に先輩が動いた。

ポケットから携帯を出した。

「どこに掛けるんですか?バレますよ」

「細工してるからバレねぇよ」

言いながら番号をプッシュして耳にあてた。

次に出てきた言葉は――

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