第11話

ハヤテはショウヘイにCDをダビングしてもらった。

それを聞くとバラード中心で入っていた。

ショウヘイが初心者のハヤテにも聴きやすいように配慮したものだった。


デートの日、それを流しながらドライブをした。

「息子が入れてくれたんです」

「そうですか」

ハヤテは何の気なしにしたつもりが、ゆう子はうっとりしてしまっていた。


ゆう子も会社員だったため、二人の休日が合うときに会った。


進展はゆう子がご飯を作りにきたときのこと。


「いい人ですね。ゆう子さんなら賛成です」

ブッとショウヘイの言葉にハヤテは紅茶を小さく噴いた。

「っバカ者…急に何を…」

「すいません」

噴いた紅茶を拭く、ハヤテの見せた動揺にショウヘイは笑いを抑えれなかった。

「やっぱり無理です!…父さん、僕のことは気にしなくても…!」

横を向いて控えめに笑いながら言う。

「それもあるが」

「あるが?…結婚を考えているなら、ちゃんと話し合ってくださいね。本当に僕のことは気にしなくてもいいですから」

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