第51話
味噌汁に炊きたてのお米、焼き鮭のいい香りが鼻孔をくすぐる。
「早く座れ」
もたもたするなと久我昴に言われ、体が硬直した。
4人掛けのテーブルに既に3人腰掛けていて、空いてるのは久我昴の隣だけ。
そこに座れと?なんて事だ。
座っただけで命を取られそうな気がする。
「早くしろ」
「は、はいっ」
言う事聞かない方が命を取られかねないので、慌てて隣に座ると目の前には10年振りくらいに見るしっかりとした温かいご飯。
いただきますと手を合わせて食べ始めた3人だけど、私も食べていいのかと迷う。
「何してんだよ」
食べない私を不思議そうに見た久我昴に恐る恐る口を開いた。
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