第52話
「これ、食べていいんですか?」
「あ?その為に目の前にあるんだろ」
毒なんか入ってねぇよと心配はしていないけど、ご丁寧にも教えてくれた。
拉致されてこの家から出してもらえず、怖くて最低な人だと思ってたけど……そんなこともない?
いや、騙されてはダメ。
この人たちも暴走族なんだから。
でも、ご飯に罪はないので美味しくいただきます。
お米を一口、口の中に運ぶと噛み締める度にお米の甘さが口内に広がる。
「美味しい」
味噌汁は味噌の濃厚な味と具のわかめに豆腐の味が懐かしい。
鮭も、とても美味しい。
「美味しい…美味しいです」
「そうかよ」
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