第50話

何も知らないはずの男に、ただ夢を見て言ってた寝言なのに…図星をつかれた。


いや、夢と言うより過去?

未来に起こるであろうものというべきなのか。



嗚呼、頭が混乱する。



「起きろ。朝食だ」



それだけ言うと、久我昴は部屋を出ていった。



入れ違いで史郎さんが入ってくると、キャリーを返してもらい新しい服に着替え、洗面所に案内してもらうと顔を洗った。



櫛…はないので仕方なく手櫛である程度髪を整えるとリビングに連れてこられた。



「うわ…」



凄い、しっかりとした朝食がテーブルに並んでいる。

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