第41話

大人しくついていくと、彼は急に自己紹介しだした。



「僕は史郎。もう1人の大きいのは大悟」


「…あのクマさんみたいな人、大悟って言うんだ」


「熊?」


「え、あ…声に出てました?」


「思いっきり」


「あはは…」



なんて恥ずかしいことを、心の声を漏らすなんて。

でもなんで自己紹介何かを…ここに長居するつもりもないし、この先関わる気もないのに。



「ここです」



そう言われて入ったのは、六畳ほどの部屋に簡易ベッドが一つあるだけの殺風景な部屋。



「ゆっくり休んでください」


「あの」


「何ですか?」



扉を閉めてしまう彼を思わず呼び止めた。

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