第120話

精一杯の嘘。

隣でレッドが困っているので、「このお姉さんとても強いよ。俺を護ってくれるんだ」タムタがフォローを入れる。


そこへマリアが来て、子どもたちを優しくたしなめる。手は洗ったの?うがいは?

「こちらへどうぞ」

二人を子どもたちから避難させる。


「ありがとうタムタ」

「いいんだ。子ども好きだから」

声は明るいが、表情は暗かった。

「無理しないで」

「……うん…」

タムタは滲んできた涙を拭った。

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