第119話
夕陽が憎たらしいほど眩しい。タムタの絶望した顔を容赦なく照らした。
「……そんな――……」
震えた声でそれだけ呟いた。
二人は階下に降りて、古ぼけたソファーに座っていた。
子どもたちが鞄を背に帰ってきて、タムタたちに寄ってくる。
「おじさんは誰の親ぁ?」
「お姉さんは護衛?強いの?」
タムタは微笑む。寂しそうに。
「おじさん、マリアのお客なんだ」
「シスターの!?おじさんは神父?」
「……見習いだよ」
嘘を付くことにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。