第118話
タムタは歯を食い縛った。
サリッシュはカーテンで顔を隠す。
「寄らない方がいい。今の俺は、傷つけてしまう。俺は『誰』?…曖昧な存在」
カーテンの意味に気付いたレッドが、タムタの腕を掴んで部屋を出た。
意見しようとするタムタを制する。目を見詰めて強く首を横に振った。
「あのカーテンは、壁よ。私たちは距離を置かれた」
説明してレッドは俯く。酷く悲しげな表情をして。
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