第108話
孤児院は静まり返っていた。
「…カラ?」
「子どもたちは学校です」
「学校だと?」
「クロスさんがいなくなって暫くしてから、ゴッドさんの寄付が始まりました。それで、子どもたちも学校に通えるようになりました」
「そういえば、施設も変わった。広く大きくなった」
終始淡々としてるサリッシュに、マリアは淋しそうな笑みを浮かべた。
「クロスさんは…変わっていませんね」
目を伏せて呟く。
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