第109話

階下より三階は新築だった。壁もドアも廊下も窓も、全て綺麗だった。

「うわ」

眩しさに目が痛くて、タムタは目を細めた。

「ここはゲストルームです。主に里親が泊まり、子どもたちと親交を深めます」

「ふぅん」

サリッシュをレッドが肘で押す。


サリッシュが一瞥してきた。案の定、興味の無い表情で。

「お食事はどうしますか?」

「子どもとは別に頼む」

「わかりました」

まるで、そういう答えを予期していたかのように、マリアは素直に頷いた。

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