第63話

サリッシュはレッドの後ろ姿を見る。華麗なステップで、敵と戦うレッド。

「助けないの?」

「俺狙いでは無い。記憶も戻ったんだ…必要無い」


確かに動きが全然違った。流れるような動作で、次々敵を倒していく。

「……まだ、思い出したばかりだ。…いつか動けなくなる」

「かもな」

「冷たいんだな」

わかっているはずなのに、サリッシュに対して怒りが沸いた。

「アリアは一端の暗殺者だ」

「……ムーンちゃんは違う!」

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