第56話

「忘れるね」

言うと同時に引き金を引いた。血と頭の中身が飛び散り、父親の身体が後ろに倒れた。


アリアも反動で仰け反ったし、手が痺れた。

倒れる前に神父が受け止めていた。


……銃はダメね


冷静に思った。


神父は剣を抜いた。

「これ、お返しします」

差し出した短銃も受け取り、ベルトに挟む。

「神父様、私頑張ります。先生になってください」

「……わかりました」

神父は手を出す。

「行きましょうか」

「はい」

笑顔で頷いてアリアは神父の手を取った。

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