第51話

男たちが押さえ込んでくる。ナイフが振りかざされ……そのまま男は停止した。

「あなたに神のご加護があらんことを」

その声だけが、はっきり聞こえた。


アリアは壁まで四つん這いで逃げた。

振り返ると、すでに男二人は動かなくなっていた。

「少し……遅れてしまいましたね……」

シャツに皮のパンツ姿の神父は、俯いて呟く。

血の付いた剣と服装に、その口調はあまりにも不釣り合いで、アリアはちょっとだけ笑った。

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