第46話

神父は神父らしからぬ言葉を柔らかい口調で言った。その眼は冷たく光り、唇が微笑っていた。


それからアリアだけに、この街の秘密を教えてくれた。

「だけど、ママとパパがいなくなったら、生活していけないわ……」

「私たちがいます。問題はありません」

神父を見ていたら、本当になんとかなるように思えた。


が、アリアは何日も悩み迷った。


何日も何日も、夜、短銃をこっそり宝箱から出して、短銃を見詰めて過ごした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る