第38話
「針金があれば、一番ラクだった。なければ、鍵ごと破壊する。そうするには、一撃必勝」
淡々と説明し、サリッシュは出来た穴に手を入れ、鍵を外した。
「折れてる」
「ああ。だから外さなくても開いたけど」
レッドに目を向ける。どうぞと体をずらす。
レッドがそんなサリッシュを見上げる。
「俺じゃない。レッドが開けるべきだ。木に気を付けろ」
神妙な面持ちで頷いて、レッドは穴に手を掛けた。
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