第32話

「行きましょう」

三人は部屋を出た。

階下に降りると、宿主が笑い掛けてきた。

「酒場まで行ってくるわ。またね」

「おやすみ。アリア」


ドアをきっちり閉めてから、「てか、牛舎って覚えてる?」タムタが当然の疑問を口にした。

「……どこだろ?」

肝心のレッドも困った風に笑みを浮かべて肩を竦める。

「向こう。詳しく言うなら、元牛舎跡」

説明も加えてサリッシュが指を差す。

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