第14話

ヌッと木陰から女が姿を現した。

オヌエの民族衣装を着崩し、先の尖ったヒールの高いブーツを履いていた。六年ぶりに見る、民族衣装。

一瞬たじろぎかけたその瞳は金色で、髪も同じ色をしていた。


続いてわらわらと厳つい小汚ない男たちが、武器を手に姿を現した。

「てめぇ…噂に聞く、カサブランカか?」

問うと、女は口角を上げた。

「そうさ」

顎を上げると金髪もさらりと揺れた。

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