第93話

しかし「――マスターごめんなさい……」すぐ俯く。

このままここにいたら、マスター、果ては街のみんなにまで害が及ぶかもしれない。

「僕は構わないよ」

マスターの言葉に小さく横に首を振った。


「今までありがとう……」

「困ったらいつでも戻っておいで」

顔を上げると、いつも柔らかく笑顔を称えているマスターが、真剣な表情をしてレッドを見下ろしていた。

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