第7話
眉をしかめて、女の閉じられた瞼がゆっくり開いた。
「よかった」
男は少し笑んだ。
「……あなたは?」
「俺はサリッシュ」
「サリッシュ……」
男の名を呟き、女が頭を抑えながらゆっくり起き上がる。
「あなたは?」
「私…私は……」
そのまま女が黙った。
私は…誰――?
女は名前を思い出せず焦った。それに、何をしていてこうなったのかも分からなかった。
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