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第4話

カランコロンと扉が開く。


すると3歳児ぐらいの身長のご老人が入ってきた。


見るからに神様感。


「主様おはようございます。どうぞこちらに」


「おはようさん〜じいさん」


「あぁ…おはよう、、、おや?新客かい?朱?」


「えぇ、ですが少し訳ありなんですよ。」


言い方が失礼だなと思いながらも挨拶をした。


「あはは…えっとゆうなって言います。珍しいかもしれませんが”人間”です。」


と言うとぎろっとこっちを見て


「ほぉぅ。”人間”とな、ここに導かれた時どのような感じだったか教えてくれんかのう?」


と言い真剣にあの時店を見つけて入店した経緯を詳しく覚えてる程度で説明した。


「なるほど、そうじゃったか。すまんのこのような妖の茶屋に引きずってしまって…」


「いえいえ、そんな事は…」


「じゃがのう、ここが”人間”にバレたとなるとあんたには記憶を消してもらうか、なにかの代償を払ってもらわんといけんのじゃよ」


「それって絶対なんですか?」


「これは暗黙のルールに近いですね。”人間”なので特にどちらかはやって頂かないと、マスターとしてやっていけなくなるのです。」


”人間”がダメの暗黙のルール。私は記憶を消すのはさすがに辛いと思い、もうひとつの方を聞いてみた。


「あの!代償とは何をすれば良いのですか。」


「それはマスターが考えたもので良いぞ」


「え?いやいや主まさのものでは無いのですか?」


「わしはそんな事は考えておらんぞ。」


「ちょっと待って、もしかして2人とも考えて無かったん?!」


「え?!」


図星です。と言わんばかりの落ち込みよう、えっと私はどうすればいいの?


すると主様が、


「お主ここでアルバイトしてみぬか?」


へ?

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